I AM FREE 俺は、自由だ。
朝7時に起きて。
満員電車に揺られて。
上司の顔色を伺って。
会議で頭を下げて。残業して。
また満員電車で、帰って。
朝7時に起きて。
満員電車に揺られて。
上司の顔色を伺って。
会議で頭を下げて。残業して。
また満員電車で、帰って。
それで、満足か。
ハンドルを握る瞬間、全てが変わる。
エンジンをかける瞬間、世界が変わる。
アクセルを開ける瞬間、俺が変わる。
風になる。雷になる。自由になる。
どこまでも続く、一本道。
見知らぬ町への、曲がり角。
地平線の向こうの、夕日。
全部、俺のものだ。
全部、俺が決める。
誰にも指図されない。誰にも束縛されない。
俺の人生は、俺が決める。
1903年から、俺たちは走り続けている。
120年間、この鉄の馬と、一緒に。
「みんなと同じでいいじゃないか」
「普通が一番だよ」
うるせぇ。
ハーレーに乗る男は、一匹狼だ。
マフラーの爆音が、俺の宣言だ。
「俺は、ここにいる」
「俺は、自分らしく生きている」
ハーレーは、ただの乗り物じゃない。
相棒だ。
一緒に雨に打たれ。一緒に砂埃を浴び。
一緒に山を越え。一緒に夜を、駆ける。
エンジンの鼓動が、俺の心臓と同調する。
マシンの振動が、俺の血管を、駆け巡る。
男と、鉄。魂と、魂。
完全なる、一体化。
ハーレー乗りが、集まる場所。
そこには不思議な、連帯感がある。
年齢も、職業も、出身も関係ない。
同じ魂を持つ男たちが、集まっている。
自由を愛する魂。束縛を嫌う魂。
本物を、求める魂。
言葉は、少ない。でも、わかり合える。
エンジンの音だけで、心が、通じる。
これが、ハーレーファミリー。
流行は、変わる。トレンドは、消える。
でも、本物は、永遠だ。
1903年の初号機から。
二度の大戦を、越えて。
ハーレーは、走り続けてきた。
50年前のハーレーも。
今日のハーレーも。
50年後のハーレーも。
同じ魂が、宿っている。
同じ自由が、響いている。
「いい大学に入って」「いい会社に就職して」
「安定した老後を、送って」
そんなレールなんて、
クソくらえ。
ハーレーの歴史は、反逆の歴史。
権威への、挑戦の歴史。
自由への、闘争の歴史。
俺たちは、永遠の反逆者だ。
「もう年だから」「家族がいるから」
「責任があるから」
言い訳は、いくらでもある。
でも、俺の魂は、老けない。
俺の心は、錆びない。
60歳になっても、ハーレーに、跨る。
70歳になっても、風を切って、走る。
80歳になっても、自由を、追い求める。
大切なのは、魂の年齢だ。
乗るために、生きる。
これが、ハーレー乗りの人生哲学。
俺たちは、死ぬまで走り続ける。
魂が燃え尽きるまで、アクセルを開け続ける。