原田 悠暉

i-SHOT株式会社 代表取締役

原田 悠暉

YUKI HARADA

エンドユーザーの背中を押すことだけを、
9年間やってきた。

2017年にWebマーケティング支援の会社を立ち上げました。

やっていたことはシンプルです。エンドユーザーが次の行動に踏み出せるコンテンツを作ること。

美容クリニックの予約を月523名、法律事務所の相談予約を月63件、ファクタリングの相談を月37件。「気になっているけど、まだ踏み出せない」人の背中を押すコンテンツを作ってきました。

成果は出た。でも、人が残らなかった。

事業は伸びていました。でも、社内は壊れていました。

効率を上げるためにマニュアルを作り、KPIを設定し、仕組み化を進めました。

3ヶ月以上残るスタッフは 5人に1人

仕組みはあるのに、人がいなくなる。何かが根本的に間違っていました。

カルチャーが無かった。

原因は明確でした。仕組みだけがあって、「何のためにこの仕事をするのか」が無かった。

そこで立ち返りました。

エンドユーザーが熱中できるサービスを提供するために、僕たちがゲームのように熱中して働ける仕事をつくる。

これをカルチャーとして定義しました。

採用も評価も、全部変えた。

能力のある人、仕事の早い人、創意工夫できる人を採用するのをやめました。

代わりに、コツコツ少しずつ前に進められる真面目な人を採るようにしました。

評価制度も変えました。四半期ごとの曖昧な評価ではなく、客観的な項目をクリアするたびに毎月給料が更新される仕組みにしました。ゲームは数字で進むから、評価も数字で。

定着が改善しました。

スタッフの熱中が安定したら、
クライアントに伝染し始めた。

カルチャーが定まってから、スタッフの動き方が変わりました。

記事を書くために実際に銀行に行って手続きを試し、コンビニに行ってサービスを使い、周りの人に聞いて回る。パソコンの前だけで仕事をしない。ゲームのステージをクリアするように、一つひとつのコンテンツに熱中するスタッフが安定して残るようになった。

すると、クライアントの担当者にもそれが伝染し始めました。「キーワードだけ渡して待つ」だった関係が、「一緒に企画ミーティングで壁打ちして、オンリーワンの記事を作る」という関係に変わっていった。

クライアントは、自分のこだわりに妥協しなくて済むようになった。納得いくまでWebサイトを作り込める環境を手にした。

クライアントからは「丁寧な対応ですね」と言われるようになりました。データに基づいた根拠のある判断が上がってくるようになり、経営としても資源投資に踏み切りやすくなりました。

上場企業からも弊社を指名でご依頼いただけるようになりました。

クライアントの反応が、
さらにブランドを明確にしていった。

面白かったのは、クライアントと一緒に仕事をする中で、自社のブランドがさらにはっきりしていったことです。

クライアントがこだわりを妥協しない姿を見て、「これが自分たちの提供すべき体験なんだ」と確信が深まっていった。一回で定義したものではなく、顧客と一緒に作り上げていったものでした。

1年間、現場に立たなかった。

カルチャーと仕組みが揃ったとき、僕がいなくても会社が回り始めました。

1年間、既存事業の現場に立たずに5年連続売上UP。

その間にM&Aを進め、新規事業のテストマーケティングに集中できました。

2025年、SEO支援事業を譲渡しました。売却先も選びました。ブランドが僕個人ではなく事業そのものに宿っていると確信していたからです。

実際、売却後も前スタッフが変わらず事業を継続しています。顧客とスタッフが一緒に作ったブランドは、社長が離れても壊れませんでした。

たった9年間の歴史が、
誰にも奪えない資産になった。

振り返ると、i-SHOTの9年間はクライアントとエンドユーザーに作ってもらった歴史でした。

スタッフの熱中も、クライアントとの信頼関係も、エンドユーザーの背中を押してきた実績も。すべて一緒に積み上げてきたもので、誰にも真似できないし、奪えない。

そして9年間、受託でも自社サイトでもずっとやってきたのはUX改善でした。ユーザーの生活背景から、どんな気持ちでサイトに来て、どこで手が止まって、何がきっかけで次の行動に踏み出すのか。

そこで気づいたのは、顧客は企業のイメージ戦略なんか見ていないということでした。顧客は、自分の体験の中で「なんとなくいいな」と感じているだけ。その積み重ねが、結果としてブランドになっている。

だから企業がどう見せるかではなく、顧客がどう感じているかから始める。それがブランドエクスペリエンスです。

仕組みの前にカルチャー。
カルチャーの前に「顧客はどんな自分になりたいのか」。

この順番を間違えると、効率は上がるのに人が辞める。
順番を正すと、社長がいなくても会社が回る。

でも、僕の9年間なんて小さなものです。

世の中には、もっと長い時間をかけて、もっと多くの顧客や従業員と一緒に素晴らしい歴史を作ってきた会社がたくさんある。

その歴史は、顧客や従業員と一緒に輝かせるべきものだと思っています。

言語化されたとき、
何が起きるか。

ある経営者が、自社が顧客に届けたい体験を一つの物語にして従業員に見せたとき、従業員が感動して泣きました。

売上報告でも、表彰でも、ボーナスでもなく、「この会社が何のために存在するのか」を物語にしたものを見て。

社員は「社長ならどうするか」ではなく
「うちならどうするか」で動き始めます。

社長がいなくても、
顧客に届き続ける会社になります。

それがブランドエクスペリエンス経営です。

経歴

1993年 鹿児島県生まれ
2012年 鹿児島玉龍高校 卒業
2016年 国立山口大学 卒業
2017年 名古屋大学大学院 修了
2017年 Webマーケティング支援事業を立ち上げ
2019年 i-SHOT株式会社 設立
2025年 SEO支援事業 事業譲渡
現在 ブランドエクスペリエンス経営支援に注力

まずはセミナー動画をご覧ください

セミナー動画を見る